私が大好きな作家の、ひすいこたろうさんが、神話研究家の加藤昌輝先生から教えてもらったというお金の話をされていました。加藤先生のいう【お金】とは・・・
与えた価値に対して返ってきた感謝の気持ち
で、【現金】だけを表すものではなく、6つの種類があるとおっしゃったそうです。
① 言葉 感謝の気持ちを言葉で表すこと
『ありがとうございます』『美味しい』『嬉しい』など。
② 行為 感謝の気持ちを行為で表すこと
肩をもんであげたり、車で家まで送ってあげたりすることなど。
③ 物品 感謝の気持ちを物品で返すこと
家で採れた野菜を届けたり、旅先でお土産を買っていったりすることなど。
④ 応援 感謝の気持ちを応援という形で返すこと
誰かの夢を応援したりすること。
⑤ ご縁 感謝の気持ちをご縁で返すこと
その人に必要な人を紹介し、お繋ぎすること。
⑥ 現金
元々価値交換の手段は①~⑤の5種類でしたが、資本主義が始まり、新たな価値交換の手段として生まれたもの。
自然災害や食料危機で、現金が役に立たない時に役に立つのが【お金】だそうです。東日本大震災の時も、日頃からこの6種類の【お金】を循環させている人は、周りの人に助けられたり、物資がたくさん届いたりしたそうです。そしてそういう人はちゃんと
いただいた物資をほかの人にも分け与えていき、【お金】を循環させているのだうです。
私はなるほどな~と、腑に落ちました。
最近、現金や投資の話が増えました。現金が欲しいという理由の犯罪も増えたように思います。現金は数字で見えるので多いと幸せを感じるのかもしれませんが、山の上のほうで野菜を作って、丁寧に暮らす高齢者を見ると幸せそうだなと思えること・・・ありますよね。年齢のわりにしっかりされていて、笑顔が素敵。
きっと現金以外の【お金】も循環させているんだろうな・・・。
もし、現金があっても何か満たされていないと感じていたり、現金がないから幸せになれないと思っている人がいたら、①~⑤の【お金】にも意識を向けて、まず何かを与える(喜んでもらえる)ような行動をすれば【お金】が循環して、幸せなお金持ちに近づけるんじゃないかな・・・と思いました。子供たちにも伝えたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。