だからどうなのさ!

ビール業界は、新型コロナウイルスに翻弄された業界の1つです。サッポロビールは、2020年は160億円のマイナスで22年ぶりの赤字になりました。サッポロホールディングス株式会社の尾賀社長は、

『一歩下がらないといけないところもあれば、一歩進むところもある。今できることを考えて、それをやるだけです』

とおっしゃっています。

苦境でも動じないのは尾賀社長自身がビール業界の激変期を営業マン時代に何度も経験されていたからだと思います。瓶から缶が主流になったときには、他社とのすさまじい自販機の設置合戦をされていたそうです。

1987年にはライバル会社のアサヒスーパードライが爆発的なヒットを記録しました。その時、サッポロビールは、主力商品の『黒ラベル』(当時は『サッポロびん生』)をやめてラベルを金色にした『サッポロドラフト』を発売したのですが、「なぜ黒ラベルをやめたのか」と飲食店から総スカンされた苦い経験もお持ちです。その後半年で『黒ラベル』というブランド名に変えて復活しました。のちにサッポロビールの社長就任を経て現職になられています。   

やっぱり、

がむしゃらに頑張ったり、辛かったり苦労した経験って、後々生かされるようになってるんだなー

とあらためて感じます。辛いとき、この話を思い出したいと思います。

尾賀社長が考えるリーダーとは、

『希望をつくるひと』

だそうです。

『悪いことはそれだけ見ていると悪いまま。どんなに苦しい時でも元気に笑顔で「だからどうなのさ!それならこれをやろうよ」と一歩踏み出せるように導くこと』

とおっしゃっています。苦境に立った時こそ、未来への希望の道を照らし続け、勇気をもって進む人のことなんだなーと思いました。

『胆力』(たんりょく)

という言葉がありますが、こういうリーダーにぴったりの言葉だと思います。『胆力』とは、物事に対して怖がったり尻込みしたりしない「気力」や「度胸」のことで、確固たる信念を持っていて、打たれ強く、失敗を恐れず、明るく勇敢に挑戦する力です。体力・知力・人間力・行動力・・・身に着けたい『力』は、いろいろありますが、これからの何が起こるかわからない時代ほどこの『胆力』が必要だなと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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