ハンブルリーダーシップ

私が経験した昭和の頃のリーダーは、一番仕事ができて遅くまで働いて、グイグイ(またはゴリゴリ・・・笑)引っ張っていく、俺についてこいタイプが多く、そのチームのメンバーもこの人について行けば大丈夫!なんとかしてくれる!なんて思える人が多かった様に思います。今ならパワハラと言われそうなことも当時は普通にありました。

でも、それがエスカレートしてしまうと、リーダーの考えが絶対的過ぎて、だれも異議を唱えない・・・知らない間にその組織の常識が

世間から見ると非常識になっていた・・・

ということになりかねません。今の変化が求められる時代では取り残される可能性も出てきます。組織をまとめるリーダーの方も、今後リーダーを任される可能性のある部下の方にも役立つヒントを見つけましたのでよかったら参考にしてください。

アメリカの組織心理学者エドガー・ヘンリー・シャインが考える心理的安全性が確保できるリーダーシップのことを

【ハンブルリーダーシップ】

というそうです。

これは、『自分の弱点を認めて自らメンバーに共有し、メンバーの弱い部分や多様性を理解・受容し、状況に応じた活動が行えるチームを構築できる謙虚なリーダー』だそうです。これは今の時代にマッチしそうな感じがしました。

リーダーになるとどうしても『自分が組織をひっぱるんだ!まとめるんだ!』と力が入ってしまいますよね?その重圧でリーダー自身も疲れてしまいます。実務経験はあるけれどリーダーとしては未熟だということを受けいれて、謙虚な気持ちでメンバーと接するだけでも、リーダー自身の肩の力も抜けるかもしれません。

強みも弱点もある人間らしい部分を見せることで、メンバーの緊張もほぐれるかもしれません。豊富な経験をメンバーと共有し、メンバーの意見にも謙虚に耳を傾けてくれて、弱点も見せてくれるリーダーなら、人として愛されそうな気がします。

子育ても同じだな~と、思いました。子供より人生経験はあっても親としては未熟な部分もありますよね。責任感によるプレッシャーも感じて、周りと比べて不安になることもあります。そんな未熟さを自ら認めるところから始めるといいのかもしれません。

いずれにしても、人として、

お互いに成長できれば最高だな~

と思います。  

最後までお読みいただきありがとうございました。

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