これは、1968 年ポーランド出身でアメリカの社会心理学者ロバート・ボレスワフ・ ザイアンス氏の論文によって発表されたものです。ザイアンス効果とも言われています。 日本語では『単純接触効果』と呼ばれ、
同じ人や物に接触する回数が増えるほど次第にその対象に対して好印象を持つようになる心理現象
です。
どういう実験から導きだされたのかというと、卒業アルバムの中から 12 人の写真を 選んで大学生の被験者に見せます。各写真を見せる回数は 1 回から 25 回。写真をす べて見せ終わってから 12 人の写真を見せて一番好印象の写真を選んでもらいます。 すると 25 回見せられた写真を選ぶ傾向があったそうです。他にも図形で試してみたり 見せ方を高速にしたりしても同じ結果が起きたようです。
確かに、はじめは知らない人が出てる CM でも頻繁に見てると、『この人なんて言う人かな』と興味を持ったり、知らない間によく流れる曲を口ずさんでカラオケで歌って みたくなったり・・・しますよね。知らない間に・・・いつの間にかそうなっている・・・ というのが自然でいいですよね。恋愛やお仕事にも使えるかも♪
私も実感していることがあります。毎月発信しているつぶやきですが、はじめて半年 から1年くらいしたころから、お客様のほうからお電話をかけていただいたり、業者会等の懇親会でも『いつも見てるよ~!』とお声がけいただいたり。少しずつ距離は近づ いている気がします。直接会って話さなくても効果はありそうですね。
ただ、重要な注意点があります。この法則は『嫌い』を『好き』にさせるものではありません。印象が悪いまま単純に接触回数を増やした場合は悪い印象がどんどん大きく なるんだそうです。またブログとか SNS で、頻繁に発信する内容がいい内容でも読む のに数十分かかるものや、一方的なセールスメールが頻繁に届くと読んでもらえないこともあるようです。適切なボリュームと内容、頻度を考えたほうが良さそうです。
つまり、恋愛でもお仕事でも、第一印象で嫌われてしまわないこと(好かれていなく ても OK)。接触頻度・時間帯・会話時間、内容をどれだけ相手のことを考えているか が大切なんだなと思いました。意識してみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。