日本人は将来のことを不安に思いやすい人種だと誰かが言っていました。その不安を解消できるのが
『お金』
だと思っている人も多いのではないでしょうか。
ダライ・ラマ14世をご存じですか?チベット仏教の最高指導者で来日されたこともあります。ダライ・ラマ14世が『人間について最も驚くことは?』の問いに答えた言葉がこちらです。
『人間は、お金を稼ぐために健康を犠牲にする。そして、その稼いだお金を犠牲にして健康を取り戻そうとする』
家族のため、自分のため、将来のため、夢をかなえるため、豊かに幸せになるために必死で働いて、ようやくゆとりができてきたころに大病を患って、それ治すためにそれまで貯めてきたものを一気に使わなければいけなくなる・・・ということおっしゃったようです。
私が独立して2年目の時、一人で全部こなして休みなし・・・売上もついてきて、楽しいけれど、とにかく忙しくて、朝早く目覚める日が続いたときは、私の身体がどんどん壊れていきそうで、ちょっと怖かったのです。そんな時にこの言葉に出会いました。素直に
『これ、私へのお告げかも!?』
と思いました(笑)
お金というより、仕事が回りだして、楽しくてやりすぎたのです。ずっと働きたい、お客様に喜んでいただきたい!という私の『欲』だったのかもしれません。でもこの言葉に出会ってから、身体のサインを気にするようになって、無理しないように、事務員さんも雇用しました。身体の調子が良くなると、心に余裕ができて、自然とよく眠れるようになります。仕事のほうも、不思議と自然に紹介が増えていきました。
今の自分と、今大切にしないといけないことを大事にすることは、いいことなんだな
とダライ・ラマ14世に教えてもらったと思っています。将来のことにとらわれて不安になっている方や頑張りすぎている方は、ちょっと立ち止まって『今大切なもの』に目を向けてみるのもいいかもしれません。将来の不安よりも今あるものを大切に^^
最後までお読みいただきありがとうございました。