不動産の売買仲介をするようになって、毎年4月1日になると朝一番に行く場所があります。それは・・・
市税事務所!
不動産のお取引には必ず必要な『公課証明書』を取得しに行きます。
土地や建物の評価額やその年度の固定資産税・都市計画税の金額が記載されています。評価については3年毎に見直しがあり、それに伴い固都税の税額も変更されます。今年はその見直しの年度に当たります。それを
『評価替え』
と言います。3年毎なので次回は3年後の令和6年度になりますね^^
今回の評価替えについては大阪市のホームページにも記載されています。
https://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/page/0000018669.html
固都税は1月1日の所有者に支払い義務があり、その年の年度の納付書が届くのが5月初旬くらいになるため、4月に契約やお取引があるときはそれまでに評価額や固都税額を調べます。関西での固都税の精算は4月1日から決済日の前日までが売主様のご負担、決済日から翌年3月31日までを買主様のご負担とするのが一般的なので、日割精算するために基となる税額が必要です。
その証明書が『公課証明書』で、今年度の評価額と固都税額が確定したものが入手できるのが4月1日なのです。そして、その証明を発行しているのが『市税事務所』(大阪市は区役所でも発行)です。
待つのが面倒で郵送で入手される方もいらっしゃいますが、毎年4月1日に市税事務所に朝イチ並んで取得するということ自体が、私にとってはちょっぴり嬉しいルーティーンだったりします。
基本的には所有者本人しか取れないのですが、委任内容も記載された媒介契約書があれば仲介業者でも入手できます。
4月1日にここにいるということは、今月契約かお取引に向かって動いているということ。
それを実感できるのが嬉しいんです。
『あぁ、今年もここに来れてよかったな~』
って。今月は2件お取引の予定があります。気を抜かずに頑張ります!