大切な人

2024年4月17日のプロ野球、ロッテVS西武戦は、澤村投手の好リリーフで2対0でロッテが勝利しました。ヒーローインタビューでお立ち台に立った澤村投手の口から出た言葉は意外な言葉でした。

『私事なんですけども、今朝祖母が亡くなりまして。今皆さんの隣にいてくれる人の存在は当たり前じゃないし、自分にとっての大切な人を大切にして欲しいなと思います。ありがとうございました』

澤村投手は父方の祖母と小学生の頃まで一緒に住んでいて、その祖母が共働きだった両親の代わりに姉と二人の面倒を見ていてくれたそうです。小学生の頃は『おかえり』と迎えてくれて100円のお小遣いをもらって駄菓子屋に走っていたそうです。

夜も寂しがらないようにと一緒に添い寝をしてくれた優しいおばあちゃん。おばあちゃんが優しく丁寧にお庭の花の手入れをしている姿も鮮明に覚えているそうです。

最近は要介護で栃木県の施設暮らしでした。体力面から1回の面会は10分程度、会話もできない状態だったようですが、澤村投手は今年に入って車で片道2時間かけて、8回以上顔を出していたそうです。愛するおばあちゃんへの想いと共に、多くの人に伝えたかったメッセージだったんですね。その後、雑誌の記者からのインタビューで語っていた澤村投手の想いに共感しましたので皆さんにもシェアしたいと思います。

『今の世の中って、SNSで人の事を誹謗中傷したり、あげ足をとったり、なんかギスギスしたものがあるじゃないですか。オレは思うんです。そういうエネルギーをもっと自分の大切な人のために使って欲しい。もしくは自分の事を大切にしてくれている人に喜んでもらうために使って欲しい。 今ってなんか、そういう大事な事が忘れがちになっているような気がする。ちょっと立ち止まって大事な人は誰か? 大事にしてくれている人は誰か? そしてその人との時間をちゃんと作って大事にしているかどうかを思い返してくれたらなあ、と。ヒーローインタビューではそんな想いが自然と浮かび上がって、言葉となって出ました』

みなさんが、大切な人を想うきっかけになればいいな・・・とおもいます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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