夢をかなえた先生の話

 学生のころ数学という学問の面白さに気づき、数学を教えたくて先生になった佐賀県にお住いの土井一生さん。教頭先生という立場にもなりましたが、定年が近づいた58歳の時、なんとなく見ていた転職サイトの中に、子供のころから大好きな

『広島カープ』

の文字を見つけました。

 ただ、そこに掲載されていたのは広島カープのグッズ販売管理の求人。経理や簿記の資格もないのはわかっているのですが、大好きな広島カープに関われる仕事だと思い、応募のボタンを押しました。今までの経歴と子供のころから応援している広島カープへの熱い思いをたくさん書いたそうです。でも、数週間たっても連絡はありませんでした。

 応募したことも忘れかけていたころ、球団から携帯に電話がありました。残念ながら不採用という話でした。しかしここからがミラクル!球団職員からこう言われました。

 『土井さんのこれまでの経歴をみて、数学の統計学の知識を生かして選手の投球や打球のデータ分析をやっていただけるのではないかと思いまして・・・』

 土井さんは誰にも告げず広島へ面接を受けに行き、転職を決めました。

 安定職種から定年間際の転職。賛否両論あったそうですが、決断は変わりません。

土井さんは卒業まで見届けられない生徒たちにこう伝えました。

 『君たちは卒業してから次の進路に到達する。毎年それを見届けるのが自分の夢だったけれど、ごめんなさい。その夢を半ばにして、先生は新しく見つけた自分の夢に走ることにしました。』

 生徒たちからは『頑張ってください』と声をかけられたそうです。

 今回のお話、私はただのラッキーな人の話だとは思いません。長年応援しているチームがあること、数学と先生という今の仕事に対するの熱意、転職サイトへ送った熱い思い、それの思いを受け取った球団職員の熱い思い・・・

 情熱の力が奇跡を起こしたんだな・・・

と勝手に分析しています(笑)

 生徒たちにもそれが伝わっているならとても素敵なメッセージだな・・・と思います。58歳だからとか異業種だから・・・とかあきらめる理由はいくらでもありますが、自分の人生、あきらめたら試合終了!ですね!! 私はこれからも

熱量多めで頑張ります!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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