これは、パナソニックの創業者で『経営の神様』との異名を持つ、松下幸之助さんが、面接の最後に必ず質問された言葉です。
『運が悪いです』 と答えた人は、いくら高学歴で試験の成績が良くても、面接 の印象が良くても即不採用になったそうです。
イギリスの心理学者リチャード・ワイズマン博士は、運は考え方や心の持ちようが大きく影響するとおっしゃっています。博士は運について様々な実験や 調査をし、運がいい人と悪い人には明らかな差があることに気づかれました。
運が良い人は常にリラックスしているため、自分の周りの偶然に気づきやすく、人付き合いもオープンで新しい出会いを好み、色々なことに興味を持って常に新しいことにチャレンジして、失敗してもクヨクヨせずに次の行動に移っていくそうです。
確かに新しいことをするためにいつもと違う場所に行けばそこでまた新しい出会いが生まれますね。
そして
圧倒的に数をこなしている
のだそうです。運の悪い人と比べていろいろな面で分母の数が違うそうです。
人に話しかける数、知らないことを調べる数等・・・確率的に考えてもチャンスが増えるのもわかるような気がします。
運っていうのは神様が与えてくれるものでも、天から降ってくるものでもな い・・・。
なにげない日常を考え方一つで大きく変えていく人、色々なことや人に興味を持ち、視野を広げ、数をこなすことで偶然のチャンスを作り出している人がきっと運がいい人なのかな・・・って思えてきました。
そんな人を採用したいという松下幸之助さんの思いがこの質問になったのではないでしょうか。そして松下幸之助さん自身も自分は運がいいと思い続けた人なのではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。