誰でもできる仕事

就職したけれど、これでいいのかなと考えている人、定年退職後これからの人生の目的について考え始めた人等、どの年代のどんな立場の人でも読みやすい本があります。

『いただきます。 人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』

です。私が大好きな喜多川 泰(きたがわやすし)さんの小説です。喜多川さんの本は、小説なのに必ず人生の学びになるので、この本も息子たちにプレゼントしました。

話は、高卒の19歳の男の子(翔馬)がラクに稼げると聞いて働きだした、警備員のバイト先で知り合った、守衛室にいる年配の警備員たちとの出会いから始まります。

年も離れているので、翔馬はあまり深く関わることはないと思っていたのですが、年配警備員との会話や仕事を通して、翔馬はいろんなことを学んでいきます。ネタバレになるのでエピソードを1つだけ紹介しますね。   

警備員の仕事を【誰でもできる仕事】と思っている翔馬は年配警備員にこう言います。

『俺、誰でもできる仕事をしたいんじゃないんすよ。他の誰にもできない、俺にしかできないことを探してるんすよ。』それを聞いて

年配警備員:『友達で働いている人は何をやってる?』

翔馬:『ラーメン屋に解体、大工、内装屋、美容師、工場でパンを作ってる奴も・・』

年配警備員:『その中で自分にしかできない仕事をしている人はいる?』

翔馬:『それは・・・』

年配警備員:『実はどんな仕事も最初は【誰でもできる仕事】から始まるんだよ。ラーメン屋で働く人が最初から「自分しか出せない味出して」と言われても困るでしょ。みんな最初は「ここ洗っといて」「どんぶり洗って」って誰でもできる仕事をあてがわれる。でも、その仕事をどうやるかでその人が一流の職人なのかどうかすぐわかるんだ』

翔馬:『どうしてそんなことがわかるんですか?』

年配警備員:『だって誰でもできる仕事が一番誰がやるかで差が出るからさ』

それから翔馬は、年配警備員の仕事ぶりを見たり、なぜ警備員をやっているのか、3人の警備員の過去を知っていくうちに、警備員たちに惹かれていきます。そして、仕事の面白さや人とのつながりの大切さなど人生を学んでいきます。題名の【いただきます】の意味はネタバレになるので書きませんが、深いですよ。若い人は翔馬の立場で一緒に学べそうですし、私は人生後半、年配警備員たちのように若い人と接したいなと思いました。皆さんも、読んでみたら何かが変わるかもしれませんよ!

オススメです♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • URLをコピーしました!