今日は、1棟収益マンションの契約でした。この売主様とは何回かお取引させていただいていて、担当者の方はきちんとしていて、とてもお世話になっています。
持回り契約(仲介業者が契約書類をお持ちして、売主様・買主様別々に調印をいただく契約)でしたので、売主様の調印→手付金領収証を持って買主様のところへ→買主様の調印・手付金振込・着金確認→手付金領収証をお渡し→契約書・重要事項説明書を売主様にお届け
という流れになります。
今回は買主様の仲介会社が大手なので書類作成をされるというのでお任せしましたが、いつもは売主様側の立場の時は私が重説・契約書を作成します。
買主様の調印後、再び売主様のところへ行き、調印後の契約書をお届けすると、担当者の方が、私が作成した昔の重説・契約書を持って待っていました。
僕が書類を作成するときは、いつもこれを見ながら作ってるねんで。
え!?そうなんですか?
項目ごとにきちんと分かれていて、読みやすいしわかりやすいから、これをお手本にして調べると何が足りないかもわかって勉強になるわー
もう、最高の誉め言葉です!実はこの言葉、今までに他の方にも言われたことがあり、これを言われると本当に仲介冥利に尽きます。がんばっててよかった!
私は不動産仲介営業なので、物件を集めたり紹介したりは当然ですが、調査と書類作成もすごく大切だと思っています。売主様側であろうが、買主様側であろうが、大手が書類作成する場合でも、調査はしますし、細かく内容のチェックはします。(相手に任せっぱなしで、これをしない仲介会社の営業は意外と多い) 特に重要事項説明書は、
【作品】
だと思っていて、絵をかいたり物を作ったりする人と同じ感覚で丁寧に作ります。必ず書く項目は欄があるのでそこに記入するだけですが、さらに重要なのは【その他の重要な事項】の部分です。そこはフリースペースになっているので、書く人の【個性】がでるページです。何をどう伝えるか、とても大事です。その物件がいつか売られるときにはきっと誰かの目に触れますし、買った時の書類がきちんとしていたら売るときの作業もしやすいのです。
買った時に調査も説明もされていなかったマイナスのことを、売るときに調査した人が見つけて価格を下げなければ売れないということもあります。調査や重要事項説明書を作成している期間、私は責任の重さで緊張して、毎朝早く目が覚めて睡眠不足気味になるくらいピリピリしています。
そうしてできあがった【作品】をもう売却済みになっているにもかかわらず、保存していることを伝えていただき、お役に立っていると思うと本当に嬉しかったです。
わざわざ昔の書類を出して私に嬉しい言葉で伝えてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。
Cさん、ありがとうございました!
またご売却の際には、新しいお手本になるような重説を作りますので、私にお任せくださいね^^