これは10年くらい前に参加させていただいたセミナーで、ライフネット生命の創業者、出口治明氏のお話の中で出てきた言葉です。今でもよく思い出します。
たとえば・・・突然降格され、地方に異動を言い渡されたサラリーマンの場合。 左遷されるとマイナス 100 だとして、数年後元の部署に復帰できたらプラス 100、 なので今はプラスマイナスゼロと考えるのが一般的ではないでしょうか。
出口氏はそれをプラス 200 と考えます。
出口氏によると、
『喜怒哀楽の総量が人生の豊かさ』
だそうです。
確かに何もない平坦な人生より挫折と復活があったほうが、人生がより豊かなものに なるかもしれませんね。以前の部署に復帰できたらずっとその部署にいる人より、あり がたみを感じながら仕事ができるかもしれません。
ライフネット生命を創られたのは出口氏が 59 歳の時だとその時おっしゃっていま した。穏やかな話し方ですが、すごくパワーのある方だな・・・と感じました。
おそらく、それが失敗したとしても先程の『人生の豊かさ』という観点で考えれば決してマイナスではないと考えていたのだと思います。
むしろ、このいろいろ経験している成熟した年齢だからこそ挑戦できることがあるの だとおっしゃっていたのがとても印象的でした。
何かに挑戦すること、新しいことを始めてみること自体が人生の豊かさにつながるのかもしれない・・・
いろいろな意味で変化を求められることが多くなりました。出口氏の言葉を思い出せ ば少しハードルが下がるかもしれませんね(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。