私のおばあちゃんの話ではありません。これ、芸名なんです。
吉本興業のピン芸人で、本名は沖原タツヨさん。なんと76歳!!芸歴5年目なんです。
人を笑わせる仕事にあこがれていたそうで、71歳の時に『吉本総合芸能学院(NSC)』に入学されたんです。兄1人と弟2人の間にいて、戦後の男尊女卑の強い時代、
「女に学問は必要ない」
と言われ、満足な教育を受けさせてもらえず、中学を卒業後、働いたそうです。それでも進学をあきらめきれず、学費をためて通信制の高校で勉強し、通信制短大で情報処理を学ばれました。
知識は困難を乗り越える力になる
と思っていたそうです。あの時代に・・・すごいですよね!
調べれば調べるほどおばあちゃんに興味がわきます!38歳の時に乳がん(ステージ4)で、人工乳房の手術を受けています。卵巣や子宮にも転移が見つかり、闘病の上克服されていたり、20年くらい前から失明したお兄さんのお世話をされていたり。4年ほど前にはご主人が肺がんの手術を受けて自宅療養中・・・そんな状況の中でNSCに通っていたんです!
なかなかすごいことをされているのですが、そんなに肩に力が入っていない・・。おばあちゃんはネタをしているときも普段の会話も
どこか品があって、ガツガツしすぎてなくてすごく心の余裕を感じられるのがとても素敵なんです。
NSCでは、芸人を目指す若い子たちと同じように過ごすのですが、みんなとても親切なんだそうです。同期との話をするときは本当の『おばあちゃん』のようでさらに優しい顔になるのが印象的です。さらに説得力のあるおばあちゃんの言葉があります。
「本当にやりたいことなら、いくつになったってできるでしょ。貧乏だ、病気だ、年だ、時代だって言い訳したって仕方がない。これまで生かしてもらったことに感謝しながら、生きてる今を楽しみたい。笑うチャンスを逃さないで」
耳が痛い人もいらっしゃるのでは・・・?わたしもそのうちの一人です(^^;)
これからきっとテレビやYoutubeで活躍されると思いますので、笑わせてもらいながらたくさんパワーをいただきたいなと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。