情熱と職人魂とあきらめない気持ち

オリンピックが大好きです。観戦するのはもちろん楽しいのですが、そこにたどり着くまでのストーリーにいつも感動し、勇気づけられるからです。

足立和也さんをご存じですか?カヌースラローム競技男子カヤックシングルの日本代表選手です。今回は足立選手が代表に選ばれるまでのストーリーをご紹介します。

足立選手は競技を続ける中で世界との壁を感じていました。カヤック自体がほぼ海外製で、主力選手はオーダーメイドのカヤックを使うのが主流なのだそうです。しかし、日本にはそのようなカヤックを作る企業がないのです。どうしても

オーダーメイドのカヤックで勝たせたい

と願うコーチの市場大樹氏がある行動に出ます。

空気力学を駆使したカーデザインで有名な由良拓也氏にメールを送ったのです。市場コーチはモータースポーツが趣味で真っ先に由良氏が思い浮かんだそうです。由良氏は

今年70歳。

1983年のル・マン24時間耐久レースでの日本初のクラス優勝をはじめ、数多くの実績を残されている方です。足立選手と市場コーチは150万円ほどのお金を集めてお願いに行きますが、全然足りるわけがありません。しかも、カヤック製作は由良氏にとって

ゼロからの挑戦

です。車は40年以上作ってきましたが、カヤックは初めて。それでも、二人の情熱に負けて利益度外視で1艇だけ作ってみました。しかし結果は・・・

『これ・・・使えません』    

重さが少しオーバーしていたのです。

力作なのに使えないと言われ、由良氏の職人魂に火が付きました!しかし資金が全く足りません。それでも由良氏はあきらめませんでした。

自身の人脈を使い営業をかけ、スポンサーを見つけた

のです。そして出来上がった日本製のオーダーメイドのカヤック。足立選手はこれに乗ってぶっちぎりのタイムを出し、日本代表の座を手に入れました。

由良氏は、

車を作り始めたころを思い出してすごく楽しかった

と振り返ります。挑戦している間は大変だったと思いますが・・・。足立選手や市場コーチの勝ちたい情熱と、由良氏のあきらめない職人魂の結果ですね。そしてゼロから挑戦する素晴らしさも改めて教えていただいた気がします。

時間が・・お金が・・経験が・・年齢が・・

あきらめる理由はいくつもありますが、

挑戦する気持ち

はいつも持っていたいなと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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