似たような言葉で、『プラス思考』とか『ポジティブシンキング』という表現もよく 使われていますが、これらは、どんな時でもプラスに考えよう、明るく前向きなほうへ 考えよう・・・という考え方で、その通りできれば素晴らしいのですが・・・
疲れていてそんなふうに考える元気がなかったり、一生懸命やってみてもなかなかう まくいかなくてさらに自己嫌悪・・・なんてこともありますよね。辛い気持ちを抑えて さらに努力したり、将来の不安にがむしゃらに立ち向かうのはしんどいですよね。
そんな時に使うのが
『陽転思考』
です。もともと松下電工(現在のパナソニック)の 創業者の松下幸之助氏の思考法だそうで
まず、ダメならダメと素直に認めることからはじめます。人生思い通りばかりには進 まない。だから落ち込んでもOKなんだそうです。ここで大切なのは
自分の気持ちに向 き合うこと。
その事実について良いことと悪いことを見つけて、自分 にスポットをあてます。
今回の新型コロナウィルスについても一見悪いことばかりのように感じますが、在宅 勤務になって、意外と家でもできる仕事があるんだと気づいたり、手洗い・マスクを習 慣づけたことで、今年は花粉症が軽くなったり、インフルエンザにかからなかったり・・
家族との時間が増えてコミュニケーションの大切さを実感したり・・・ 私が一番感じたのは
『あたりまえ』にあった普通の生活が、『あたりまえではないんだ』
と気づけたことかもしれません。
ニュースで他の国の映像を見ていると、何よりもこんな自体になっても暴動も怒らず、一人1個と言われたらきちんと並んで買い物をし、困っている人がいたら助け合えるそんな平和な日本に暮らせていることが本当にありがたい。
これからの不安は考えたらきりがないのですが、オリンピックのアスリートたちが言うように、今できることをしっかりやって準備する・・・今、自分に何ができるのか、 誰のお役に立てるのか、いろいろ考えて心と身体を整えておきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。